2022-04-12
不動産のインスペクションとは、中古住宅の建物状況調査のことです。
中古住宅取り引きの多い欧米では当然のようにおこなわれるインスペクションですが、日本でも徐々に標準化しつつあります。
そこで今回は、不動産売却前におこなうインスペクションとは何か、その目的と費用相場について解説します。
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中古住宅売買時におこなわれるインスペクションとは、建物の現状調査のことで、構造安全性や日常生活上の支障があると考えられる劣化などの有無を把握しようとするものです。
国は、中古住宅売買市場を活性化するための対策としてインスペクションの普及を目指しており、2013年には国土交通省がそのガイドラインを策定しています。
ガイドラインによると、次の項目についての調査が基本となっています。
これらの項目を専門の診断士が、おもに目視により調査します。
不動産売却前にインスペクションを実施することで、買主は安心して中古住宅を購入することができます。
また、インスペクションに合格することで契約不適合責任を問われることが少なくなり、売主の安心にもつながるでしょう。
また、中古物件に付加価値を与えることができ、高く早く売却できる可能性も高まるといえます。
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国は、中古住宅売買市場の活性化を目的としてインスペクションの普及を目指していますが、その背景には日本人の新築志向や人口減少などを原因として増え続ける空き家問題があります。
2018年4月に施行された改正宅地建物取引業法では、インスペクションに関する説明が義務化され、インスペクション実施の有無や結果の概要などを、買主に対して重要事項説明において説明するようになりました。
ただし、不動産売却時にインスペクションの実施が義務となったわけではありません。
インスペクションは売主と買主の自由意思でおこなわれるもので、その費用についても、売主が実施するなら売主が、買主が実施するなら買主が負担することになります。
不動産売却時のインスペクションの費用相場は、5~7万円程度です。
ただし、これは基本的な構造と雨漏りの調査のみであることがほとんどで、床下や天井裏への侵入調査などは別途費用がかかることになります。
また、インスペクションにより何らかの問題がみつかった場合には、売却前に修繕をおこなうか、売却価格の見直しをする必要があるでしょう。
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売主と買主、どちらにもメリットがあるといえるインスペクションをご紹介しました。
さいたま市大宮区周辺の不動産売却をお考えの方も、活用してみてはいかがでしょう。
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